出血多量で貧血になる、放置しておくとガンになる、腸からつながった穴が肛門以外の場所に開いてしまう、これらはどれも一般的な”痔”で起こる本当のことです。
ちょっと恥ずかしくて聞けない「痔」の現状や最新治療について、こっそりとでもたっぷりお伝えします!
人に相談できず、医者にはっきりと告知されると結構ショックを受けてしまうおしりの悩みですが、人間はどんな身分の人にもぢになる可能性はあります。正岡子規やフランスのルイ14世も同じように悩んでいました。昔の有名人たちもこのひどい痛みやかゆみとに悩み、ヒルにうっ血した部分を吸わせたり、焼けた火箸で焼いたり…結構荒っぽい治療方法でどうにかしようと頑張っていたようです。そんな治療方法は聞いただけでも痛そうで、おしりを隠したくなってしまうのもわかりますが、もう、一人で悩まないでください!
現在の治療方法は痛みも少なく短期間で完治させる事もできるんでから!
歴史上の”痔主”が夜も眠れず、悩み苦しんでいた「アナ痔(痔ろう)」は、三大痔の一つで、最も症状が辛いといわれています。その他に、女性の半数以上が実は体験したことがあるといわれている「切れ痔」、日本人にとって最も一般的な「イボ痔」をあわせて三大痔です。おしりのトラブルに悩んでいる人は、これのどれかになっている、もしくは2種類以上を一緒にもっていることもあります。また、自分でも知らないうちに痔主になっている可能性の高い「隠れ痔」もあります。気が付かないうちにかなり進行している事も多いので、これは要注意です!
「そうかな…?」「違うかな…?」「そうかもしれないけど、まだ大丈夫…。」「きっと違うに違いない」と自分を騙し騙ししているうちに症状はひどくなってしまいます。
現代社会の中には、デスクワークや長時間の立ち仕事など、普段の何気ない生活の中にも痔になりやすい環境が沢山あります。自分が痔疾になりやすい生活環境の中にいるのかどうか、改めてチェックしてみましょう。
チェックしてみるとびっくりするのが、間違ったトイレの入り方をしている人が増えているということです。人の入り方なんか直接見ることなんか出来ませんから気がつきにくいのかも知れませんが…。
こういった問題点が見えてくれば、自然と改善するポイントもわかってきます。
食事や睡眠、ストレス対策は、痔疾の治療だけで無く自然なダイエットにもつながる事も多いんですよ。
いつもどおりにトイレへ行ったら、一面真っ赤に染まった便器をみてあわてて病院へ…。あまりの出血の多さに、自分はガンなのでは? と深刻に悩みましたが、そのときは裂肛による出血だということとで安心しました。やはり、目に見えるほどの出血や激しい腹痛などが現れると、ガンや大腸の病気を疑いますよね。知らなかった、気が付かなかった、と、手遅れにならないうちに自分のお腹の中をチェックしてみましょう。セルフチェックだけではわかりにくいお腹やおしりの中の健康状態も、大腸カメラやエコー検査などで直接覗いてみれば、ガンや重大な疾患を早期発見する事もできます。毎日のセルフチェックと一年に数回の定期的なチェックを上手に組み合わせて、おしり・おなかの悩みをすっきり解決しましょう!
「痔=手術」と思っている人は、ちょっと昔の治療についてのうわさを聞いたことがあるのかも知れませんね。少し前までは、痔は一生付き合っていかなければいけない、厄介な病気でした。治療方法も長期間の入院や激しい痛み、後遺症など、社会生活にも不自由することが多かったので、病院へ行くのも勇気がいるものでした。しかし、最近は「痔=温存治療・生活改善」が基本で、手術しなければいけないと判断されるのは症状がひどい場合や再発しやすいタイプだった場合などだけです。手術をしても自宅で効果的なセルフケアをするかしないかでは、治りの早さがかなり違います。簡単に出来る座浴は、痔疾でなくてもウォシュレットがなくてもおしりを快適に保つことの出来るセルフケアです。覚えておいて損はないですよ!
痔主になると便の調子も悩みの種ですよね。ここではそんな便の調子を整える方法を紹介いたします。