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痔の原因

原因

「痔になったことある?」
なんて話もあまりしませんから、本やインターネット、テレビなどによる情報に頼ることが多くなりますよね。
だからこそ、ココで何故痔になるのかを考えて見ましょう。


なぜ痔になるのか?

一般的に「痔」と呼ばれているのは、肛門周辺に起こる炎症や化膿などの疾患食べたら出す、そんな自然な行為は様々な生き物がする当たり前の行動なのに、人はなぜ痔になるのか。その原因の一つが人間の生活習慣とおしりの構造にあります。

肛門の構造

痔疾は肛門付近の粘膜に起こる疾患です。肛門というと扉のようなイメージがあるかもしれませんが、肛門は薄い扉状の器官ではありません。直腸と皮膚の境目を構成する5〜6cmの筋肉や血管の集まっている部分のことで、柔らかく伸縮性に優れた構造になっています。また、その奥にある筋肉がこの柔らかい組織をしっかりと支えているため、柔らかく柔軟なクッションの役割りをしています。このクッションがあるために、大きな便が通過するだけ無理なくひろがったり、しっかりと閉じていることが出来るのです。

こうして痔ができる

おしりの構造からもわかるように、肛門は柔らかい血管が沢山集まった粘膜が扉の役目をしています。しかし、完全な二足歩行で生活している人間の肛門には、重力と体重から常にかなりの圧量がかかっています。そのため、便秘や下痢などを含む不規則な便通や体調の変化により肛門のクッションを作っている血管の血流が滞ったり、粘膜の表面についたキズから炎症が起きてしまうことで痔になります。デスクワークや冷え、運動不足といった習慣の他にも、年齢と共に血液の流れが悪くなることで肛門のクッションの柔軟性や耐久性が落ち、痔疾の症状が起こりやすくなります。

痔の構造

痔疾患には色々な種類がありますが、特に日本人が掛かりやすいといわれる「イボ痔(痔核)」や三大痔と呼ばれる「切れ痔」「痔ろう」などの構造はどれも違っています。原因も構造にも違いがありますから、もちろん治療や予防、対策方法だって違いますよね。それぞれのタイプにあった対策をしっかり行いましょう。

”いぼ痔”の原因

「ぢ」になる人の7割近くを占めているイボ痔は、その名の通り肛門にイボのような”痔核”ができるのが特徴です。このいぼは、肛門のクッション内の血量が悪くなることで血管が詰まったり膨らんでしまったりして腫れあがります。主に便秘症や食生活、不摂生が影響を与えいぼ痔の引き金になることが多いです。血管壁も弱くなっているため、ちょっとした刺激でも出血し、サイキンが入り込むと化膿したり周周辺の粘膜を弱らせてしまいます。腸につながる肛門の内側にできるいぼを「内核」外側に出来るものを「外核」といいます。外核は初期の状態から指で触って確認することが出来ますが、内角は症状が進むと粘膜がたるんで外側に飛び出し、外核と同じように触って確認できるようになります。

”切れ痔”の原因

肛門周辺が切れてしまうタイプの痔で、「裂肛」と呼ばれるものです。主に便が硬いことや、皮膚が弱いこと、下痢症などが原因となることが多いです。肛門の伸縮容量にたいして太すぎる便が通過した場合や硬すぎる便が通過するときに肛門周辺の皮膚が擦れたり避けたりします。これは通常、肛門上皮と呼ばれる直腸につながる歯状線より外側の皮膚に起こるもので、ピリッと裂けるような痛みとそれに伴う少量の出血があります。他の部分に出来るきり傷などと同じく一度避けた部分が完全にふさがる前に開いてしまうと治りにくく、ポリープなどに進行してしまう場合もあります。出産などを経験したり、便秘になりやすい女性や肛門周辺の皮膚や粘膜に柔軟性の無くなった高齢者にも多く見られます。

”痔ろう”の原因

肛門クッションからサイキンが入り込み、炎症や化膿を繰り返します。ストレスなどにより免疫力が低下したりすると炎症が早く完治せず細菌が入りやすくなり、原因となることが多いです。また、下痢症や、排便の際に強く力んだりしても細菌の侵入がしやすくなりこれも原因の一つとなることがあります。痔ろうは肛門壁の横に穴が開いてしまうため、一般的には「穴痔」とも呼ばれています。腸内との境目にあたる歯状線の内側やその周辺に起こることが多く、一度化膿してしまうとどんどんと奥にまで膿がたまり括約筋の周辺からでん部の皮膚にまで貫通したで穴が空いた状態になる場合もあります。内部で発祥するタイプの痔なのである程度痛みや出血、膿などの症状が出てきてから出ないと気づきにくいことが多いようです。