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いぼ痔

いぼ痔

日本人がわずらう率が最も高いといわれているのが、肛門の内外部に痔核ができるタイプで、通称「イボぢ」と呼ばれています。これは、運動不足や便秘などの生活習慣の乱れや便通異常の刺激が口返されることによって、肛門周辺がうっ血することによってこぶ状の塊が出来る静脈瘤・動脈瘤のことなんです。


疣ができるのは…

「いぼ痔」には、内部に出来る「内核痔」と肛門の外側に飛び出している「外核痔」に2種類があります。外側に飛び出すようにできている外核痔は、見た目にもわかりやすいのですが、腸管内部に出来る内核痔はわかりにくく進行するまで気が付かないこともあります。

内核痔

直腸粘膜周辺の血管がつまり、排便に関するデリケートで複雑な機能をもっているアナルクッション周辺でおこります。アナルクッションの内部の血管が破れてしまうと血液が細い静脈内へ一気に流れ込みその量や勢いに対応しきれなくなった血管が、周辺の粘膜と共に膨らんでイボになります。便の通り道をふさいでしまうことになりますが、直腸管内の出来ているため痛みなどの自覚症状はほとんどありません。しかし、程度が進行してくると、肛門より外に飛び出してくるようになるため、残便感や痛みなどの違和感を感じるようになります。

外核痔

肛門より外側の粘膜内にある静脈叢(じょうみゃくうそう)で起こる急性のうっ血が原因で、内核痔と同じように血管と粘膜がこぶのように膨らんだものです。肛門管より外側にできるイボなので、痛みや残便感などの自覚症状を感じやすく、見た目にも「イボぢ」とわかりやすいのが特徴です。肛門の外に飛び出しているように見えるため、外側だけに出来ているいぼだと思いがちですが、静脈叢がやぶれ膨らんだ”内核痔疾”が進行して肛門の外に飛び出してくるケースも多く、はっきりと外核痔であるといえないものもあります。

チェックしてみよう!

“外核痔”には様々な自覚症状がありますが、特に見逃しやすいのが感覚の鈍い内核痔のサインです。イボができるタイプに見られるサインは、他の大腸疾患のサインにも似たものが多いのが特徴です。しかし、素人判断では重大な疾患を見逃してしまう可能性が高いので、小さな兆候でも医療機関を受診しましょう。

  • (1)排便後、紙に血液がついていることがある
  • (2)便に筋状の赤い血液が付着している
  • (3)排便後、残便感を感じる
  • (4)排便時もしくはいきんだときにのみイボが飛び出てくるが、排便後はいぼが自然に戻る
  • (5)肛門周辺にイボがあるが、指で押すと中にひっこむ
  • (6)常に肛門周辺にイボがある
  • (7)肛門周辺にしこりがある
  • (8)指で押してももどらないイボがあり、痛みを感じる。下着に分泌物がついていることがある

あなたの進行度は?

痔疾は、その大きさや進行の程度に合わせて機銑古戮泙任離譽戰襪吠けることが出来ます。チェック項目のうち、1と2だけに当てはまる場合は、掬戮瞭盂房Δ硫椎柔があります。ただし、便に黒い血液が付着している、もしくは便の中に血液が混ざりこんでいる場合は、他の疾患の可能性があります。3、4は凝5は慧戮離汽ぅ鵑任后6〜8に当てはまる場合には、古戮發靴は外核から進行したカントン痔核になっている場合があります。

治療方法

血液がうっ血している状態の”いぼぢ”の大敵は、便秘や冷え、運動不足、急激に力を入れる動作などです。重度に進行していなければ、生活習慣を見直し、負担をかけないようにしていくだけでもかなりの改善が期待できます。

セルフケア

腫れて排便の妨げになると、そこからキズができてしまうことが多いため、軟膏薬を使って腫れを押さえながら、肛門周辺の血液循環を改善していくのがポイントになります。職業柄、長時間座ったままや立ったままになることが多い人は、1時間に5〜10分程度の軽めの運動をすることで血液の流れを滞らせない工夫をするのがお勧めです。また、急激に温めるとうっ血した部分が対応しきれなくなるので、入浴や座浴では温めのお湯でゆっくりとマッサージを行うと良いでしょう。また、イボぢに悩む人の中には、便秘になっている場合も多いようですが、長時間いきんだり便器に腰掛けているとうっ血をさらにひどくしてしまうので注意しましょう。

手術方法

発症率の高い「いぼ痔」には、レーザー治療や薬物を使った硬化療法、PPHと呼ばれる特殊器具を使った手術などがあります。血栓型の外核痔疾の場合には、血栓部分を切開して取り除く手術が用いられることが一般的ですが、外核痔と内核痔を併発している場合にはレーザー治療も取り入れた方法で手術が行われることもあります。硬化手術は、患部内に特殊な薬を注入するだけなので、処置は日帰りで行われることも多いようです。