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痔は食生活と関係が深い

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痔には食物繊維が大切だというのは有名ですが、食物繊維が含まれていればなんでも痔の予防や対策に効果的だというわけではありません。色々な食材の含まれている食物繊維の性質を理解してバランスよく取り入れることが大切です。しかも、おしりに優しい、痔に効く食べ物は、よく見てみるとダイエットにも使えるものばかり。おしりに優しく健康になれる食品を上手に食べていきましょう。


おしりに良い食事・悪い食事

食べたら出す。これが食事と排便の基本的な関係です。ですから、肛門はもちろん内臓にも負担をかけない便を出すためには、それを作り出す食べ物にもおしりに良いものを選ぶのが大切ですよね。

良い便を作る食事

便秘や下痢などといった異常便になりにくくするためには、腸内に善玉菌が多く存在していることが大切です。そのために良い食べ物は、ヨーグルトやキムチ等の乳酸発酵食品を少しずつでも毎日の食事に取り入れるのがポイントです。また、蠕動運動や便意をスムーズにおきるように、食物繊維を多く含んだ食事で腸壁に適度な刺激を与えると、痔の予防や対策にも効果的です。また、身体を冷やさないように野菜を取るときにも、温野菜などにして食べるような工夫をすると良いでしょう。

痔の原因となりやすい食事

最近は食の欧米化が進み、手軽で簡単に食べることの出来るファーストフードやコンビに食で食事を済ます人も増えています。こういった食事には、食物繊維が少なく肉や脂を含んだものが多いため腸内に悪玉菌が増えやすくなります。忙しいとついつい短時間で済ませられる食事になりがちですが、食事の時間が不規則になったりすると、消化器官への刺激も不規則で便意が起こりにくくなってしまいます。こういった食生活は忙しい現代人に多く診られる傾向で、慢性化した便秘や大調整過敏症から痔になる人が増えています。

痔に効く食べ物と食べ方

痔になりやすい食生活をしたままでは、治療をしていても効果は薄れてしまいます。また、一度治ってからも何度も再発してしまっては意味がありませんよね。それぞれの役割りに合わせて。効果的な食べ方でおしりも身体もプリプリっと健康にしていきましょう。

根菜類

大根やレンコン、ごぼうなどの根菜類は、食物繊維を多く含む食材としても知られていますよね。根菜類に含まれている食物繊維は、水にとけにくく水分を吸って膨らむ不溶性食物繊維です。食べる量が少なくても腸壁に刺激を与えて便意を促す効果があります。また、食物繊維が多いというわけではなく、身体を冷やしにくいものが多いため痔の大敵である冷えを防ぐことが出来ます。出来るだけ沢山食べるためには、葉物野菜と一緒に温野菜などにするのがお勧めです。


海草類

コンブやわかめ、ひじきなどは水溶性の食物繊維をたっぷりと含んだ食べ物です。水にとける性質の食物繊維は、腸の中での便を柔らかくしてくれる働きがあります。便秘がちな人は、不溶性の食物繊維ばかりを摂取すると水分の少ない便の水分を吸い込み、さらに硬くしてしまう場合もあります。ですから、自分の便のタイプに合わせて海藻類などの便を柔らかくする溶性繊維と、カサをます効果のある不溶性の食物繊維をバランスよく取ることがポイントです。


食物繊維を含む他の食べ物に比べて調理しやすく量を食べやすいのが豆類の特徴です。豆類には、食物繊維の他に粘膜や皮膚を作るときに必要なビタミン類や良質のたんぱく質を多く含んでいます。中でも大豆の発酵食品である納豆は、繊維質だけでなく腸内環境を整えてくれる働きもあるので、痔の予防や対策効果が期待できます。朝食のおかずとして一日一回食べるのがおすすめですよ。


魚類

痔に魚? と思う人も多いと思いますが、実はおしりに必要な油分を補うためにも大変良い食べ物なんです。便をスムーズに出すためには、適度な脂分を摂取する必要がありますが、脂分を多く含む肉類は腸内で悪玉菌を増やすので痔にとってもあまり良いとはいえません。しかし、魚、特に青魚に含まれるビタミン類は肛門周辺の皮膚や粘膜を丈夫にし、腸管内の潤滑油としての役割りも果たすおしりに優しい食べ物といえるんです。食物繊維を含む大根と一緒に食べる焼魚は特におすすめです。