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大腸がん

大腸がん

直腸癌やS字結腸ガンなどは、痔とよく似た症状やサインが現れる疾患です。早期の大腸がんでは症状もほとんど無いため、検査を受けるまで気が付かないということが多いようです。痔の症状とも似ているので見逃しやすく、すでに痔持ちの人は特に注意が必要です。


大腸がんが増えている

大腸がんとは、肛門から結腸までの大腸に出来るガンのことです。もともと日本人に多いのは胃がんでしたが、食生活の欧米化が進むにつれ大腸がんの発生率もかなり高くなってきているのは、私たちの生活の変化に大きな原因があります。

肥満と便通

肥満や便秘の人に大腸がんが多いといわれているのは、食生活と排便サイクルの乱れが大きな原因になっている為です。動物性の脂質やたんぱく質を多く摂取すると、大腸内では、悪玉菌が増えてしまいます。この悪玉菌は、下痢や便秘など異常便通の原因になったり、腸壁を刺激して発ガン性物質を作り出します。発がん性物質が発生すると便通だけでなく、体内の免疫機能や新陳代謝のサイクルにも影響を及ぼします。新陳代謝が正常でなくなると、新しい細胞が作られる中で異常細胞(がん細胞)も生まれやすくなります。また、ここに便秘や下痢など便通異常が重なると悪玉菌や発がん性物質は長期間腸管内に留まることになるのも大腸がんの大きな要因の一つになっています。

ポリープのガン化

大腸壁粘膜の一部分が過剰に増殖してきるできものを「ポリープ」と呼びます。このできものには大きさがある程度までにしかならない非腫瘍性腫瘍性があります。よく、「良性腫瘍」「悪性腫瘍」という言葉を聞くと思いますが、これは腫瘍性のポリープの中でも特にガン化することのあるタイプのことです。がん化するポリープには、「腺管腺種(せんかんせんしゅ)」「絨毛腺種(じゅうもうせんしゅ)」「腺管絨毛腺種(せんかんじゅうもうせんしゅ)」の3タイプがあります。
悪性ポリープの中では8割以上が腺管腺種ですが、3タイプの中では最もガン化しにくいものです。3つの中で最もがん化しやすいのは、絨毛線種で、次にガン化しやすいのが、絨毛線種と腺管腺管線種の混合タイプの絨毛線種です。

直腸がんとは

直腸部分に出来る大腸がんのことですが、一般的には「直腸癌」と大腸がんが違うものであると勘違いしている人も多いようです。直腸癌は、できる部位や深さによってそれぞれ呼び方があり、治療方法や進行の仕方にもかなり違いがあります。

早期ガン

腸管粘膜に出来たがん細胞の中でも、粘膜内にまで進行していないもの、または粘膜より奥へ進行しないものを「早期ガン」といいます。がん細胞を粘膜ごと切除してしまえば他に転移する可能性も少ないのが特徴です。ガンの進行度合いを示すステージでは「ステージ機廚泙任里發里早期ガンと考えられています。

進行ガン

粘膜より奥の筋肉やリンパ節、腹腔内に進行しているものや、他の臓器に転移している直腸癌のことです。ステージ気茲蠖聞圓靴討い訥渉牡發如⊆分でもわかるような自覚症状なども現れてくることもあります。しかし、全く自覚症状が現れないものも多く、大腸検査や便潜血反応検査で始めて進行性の直腸がんが見つかるという場合もあります。内核痔などを放置しておくと、ポリープになりがん化してしまう場合もあります。

直腸癌の症状と痔

進行ガンになると、排便時にサインが見られるようになります。便秘がちで便意を感じてもなかなか便を出すことが出来ないといったり、便が鉛筆のような細くなったり血便がでるという症状も表れます。また、直腸膨大部では肛門周辺に痛みを感じることがあります。これらの症状は、痔核や痔ろうなどの症状とも大変よく似ているのが特徴です。もともと、痔を患っていない人でも、痔ではないかと自己判断してしまいガンが進行してしまうケースもあります。また、すでに痔になっている人の場合、痔の症状に隠れて大腸がんのサインに気がつきにくいので、消化器科などで定期的に診察するようにしましょう。