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その他のトラブル

その他のトラブル

肛門や直腸は大変デリケートな部分です。体調の変化やストレス、年齢などの影響を受けやすい部分ですから、ちょっとしたことで再発したり他の疾患を併発する事もあります。中には難病指定されていて、痔の症状に隠れて気づきにくいものや、治療に時間がかかる疾患もあります。痛みや症状の現れにくい腸管内で起こる疾患は進行してから出ないと気が付かない場合もあるので、定期的に検査を受けておくと軽度のうちに治療することが出来ます。


肛門・直腸部分のその他の疾患

尖圭コンジローマ

肛門周辺に大小様々なイボができる性かん染症の一つで、一見イボ痔のようにも見えるいぼですが放置しておくと3cm程度にまでなってしまいます。一回発症するとできたイボを全て切除しなければいけません。実際に見ることの出来るイボは、治療時に一回で取りきりますが目に見えない部分にも潜んでいるものが沢山あるため、出てくるたびにでてきたいぼを取っていくという根気のいる治療をすることになります。また、知らないうちにパートナーにも感せんしていると治療を続けてもお互いに移しあうことになってしまいますので、二人一緒に治療していくことが大切です。

肛門そう痒症

肛門周辺に強いかゆみを感じる感せん症で、カンジタなどが原因になる事もあります。肛門周辺にかゆみの強い湿疹や炎症を起こし、濡れたタオルを使いまわしている家族間などで移ってしまう場合もあります。人から移ってしまう場合の他に、ストレスで免疫力が低下している時や痔で肛門周辺の皮膚が荒れていたりかかぶれていると肛門そう痒症を発症しやすくなります。また、デリケートな部分を石鹸をつけてしっかり洗っていると、皮膚に強い刺激を与えることになります。皮膚の表面をカバーしている粘膜や皮脂なども剥がれ落ちてしまい、皮膚全体の抵抗力が弱まるのも原因の一つになっています。

クローン病

痔の治療をしても再発したり、完治しにくい場合この疾患をもっている場合が多くあります。クローン病は消化器官全体に炎症が広がり、各所に潰瘍や腫瘍が出来たり、症状が進むと穿孔(穴)ができ、激しい痛みを感じます。腹痛を感じてから診察を受けるケースが多いのですが、そこまで進行してしまうと腸閉塞をおこして緊急手術が必要な状態になっている場合もあります。痔や大腸炎などによく似た、下痢や発熱、腹痛などの初期症状を感じる事もあるのでこの段階で病院へ行くことがお勧めです。

潰瘍性大腸炎

クローン病と同じように難病指定されている疾患で、大腸管内の一部分からだんだんと広がって腫瘍ができるのが特徴です。始めに腫瘍ができるのは、ほとんどの場合と直腸付近で、ココからだんだんと丈夫に向かって広がっていきます。この過程で粘血便や複数回の軟便といった症状が出ることがあります。潰瘍性大腸炎にはこの、初期症状のうちに知慮をして治まってしまうタイプと、その後炎症や発熱を繰り返し起こすタイプがあります。クローン病では、炎症や発熱といった症状の他に穿孔がありますが、潰瘍性大腸炎では腸管に穴が開くことはまれです。治療方法としては、発症部位を切除する手術が一般的な治療方法です。