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便通を整える!

便秘,便通

常に下痢になりやすい人や長期間便が出ないことが日常的になっている慢性的な異常便通の人は、疾患のサインを見逃しやすい傾向にあります。慢性的な便秘症や下痢は、急に疾患につながることは少ないのですが、だんだんと排便が困難になったり痔の症状がひどくなる場合もあります。たかが便通、と軽く考えず軽度のうちに改善するのがポイントです。


正常な便通

健康な成人の場合、食事をしてから24時間くらいで便になります。そのため食事の量にもよりますが、通常一日平均1〜2回の排便があることになります。また、一回の便の量は100〜200gで、色は茶色や黄土色で練り歯磨きのような固さが理想的です。この100〜200gの便の6〜7割は水分で出来ています。この必要な水分量が満たされていないと便が硬くなったり、反対に水分を取りすぎたり体内で上手く調整できなくなると下痢といった異常便になります。

異常便通とは

下痢や便秘といった異常便は、痔の原因にもなりますが体調の変化や疾患を見つけるきっかけにもなります。また、一時的な異常便はあまり気にしなくても平気ですが、慢性化してしまう事もあるので気をつけましょう。

一時的な異常便

旅行に出かけると便秘がちになる、という経験をしたことはありませんか? 環境の変化や睡眠不足などのちょっとしたストレスでも、人は簡単に一時的に便秘や下痢になります。一時的な異常便の多くは体調が戻ればすぐに治ります。しかし血が混ざっているものや、色がおかしい便は、大腸がんやポリープなどの大きな疾患のサインである場合もあります。


「下痢症」

慢性的な下痢には、分泌性下痢症(ぶんぴつせいげりしょう)・粘膜障害性下痢症(ねんまくしょうがいせいげりしょう)・浸透圧製下痢症(しんとうあつせいげりしょう)といった3つのタイプがあります。何らかの理由で消化されにくくなり、食べ物のカスが大量に出来てしまったり、腸の消化能力が落ちてしまうことで起こるものや、腸内に身体に良くないサイキンが入り込んでいて、下痢を起こす場合があります。また、便秘と下痢を繰り返す過敏性大腸症候群や特定の食べ物が消化できない体質が原因の場合もあります。


「便秘症」

女性に多い慢性的な便秘症は、痔だけではなくダイエットをしても痩せにくい体質になってしまったり、便やガスが溜まりすぎて常に腹痛を感じ、他の疾患になった時の痛みやハリといったサインを見逃す事もあります。慢性的な便秘には、痙攣性便秘症(けいれんべんぴしょう)・弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)・直腸型便秘(ちょくちょうがたべんぴ)の3つの機能性便秘と疾患が原因となる器質性便秘があります。機能性便秘の場合、腸の機能や反射能力が弱まってしまったことが原因なので、生活習慣や食生活の改善によって整えることができます。


便通の改善方法

整腸剤や下剤などを使わず生活習慣を見直すだけでも、便通を整えることが出来ます。食べ物や運動以外でも睡眠不足や冷えといった生活環境が続くと便通は乱れやすくなるの、異常便の原因はなにか、自分の生活習慣や環境を一度見直してみましょう。

水分補給

便秘の改善に欠かせないのが、水分です。便秘で悩んでいる人の中には、一日の摂取量が足りていない人が多く、水分補給だけでかなり改善される場合もあります。摂取量の目安としては、一日1.5〜2Lの「水」を飲むようにしましょう。また、下痢の場合でも、余計に水分が体内から出てしまい脱水症状になる事もありますので、体内に吸収されやすいスポーツドリンクや温かい飲み物でこまめに水分補給をしましょう。

食物繊維と善玉菌

異常便になっている人は町内環境が良くなかったり、腸の機能が低下しています。そのため、”ビフィズス菌”や”乳酸菌”などの”善玉菌”を増やすような発酵食品を毎日少しずつ食べるのがポイントです。また、食物繊維を多く含む根菜類や海草、豆、きのこなどの食材を少し多めに食べるように心がけていると、食物繊維が腸内を刺激して機能を活性化させてくれます。しかし、下痢の人は水溶性食物繊維を、便秘の人は不溶性食物繊維を含む食材をとると異常便の症状がひどくなる事もあるので注意しましょう。

マッサージとツボ

痛いところがあると無意識のうちに手の平を当てていることがありますが、これは自然な「手当て」で、腸に起こった異常便通にも効果を発揮します。おへそを中心にお腹の上を手のひらで「の」または「うんち」という文字を描くようにマッサージすると、腸の動きを助けてくれます。便意を感じたり手の平によって血流が良くなり温められる手軽な改善方法です。また、手の「合谷」足の「三陰交」腰の「大腸愈」は便秘の改善に効くとされているツボです。腰には他にも「長強」「秩辺」等の痔疾の改善に効果的なツボもありますので、気持いと思うところを刺激するのもおすすめです。